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1月4日のワールドビジネスサテライト(TV東京)の新春企画で、カンボジアの経済特区が報道されました。見逃した方は、次のウェブアドレスから動画をご覧になれます。タイトルは「新しいニッポン~強さを生かして~」です。
http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/highlight/o1_230.html

21世紀、世界市場の中で日本は、中国や韓国さらには今後台頭してくるインド、ヴェトナムなどに、ODA援助や民間投資のスピードあるいは規模において、残念ながらもはや太刀打ちできなくなるでしょう。そうした状況の中で、日本がアジアの中で尊敬される国として生き続けるためには、民間企業として次の2点が鍵だと考えています。
1)技術力 - 日本は千年以上も昔から、モノ造りの国です。世界最古の木造建築、法隆寺に代表されるように、モノ造りに対する情熱は世界一の民族です。くしくも勝俣エンジニアが「農地に排水が直接流れ出ないように、あえて地下にトンネルをつくった」と話したように、「見えない所に手間隙かける」これが日本のモノ造りの真髄です。このたゆまぬ技術の工夫と革新をする能力は、永年の歴史の中で日本人が、他民族の追随を許さない強みです。
2)社会的責任意識 - ただ単に利益を追求するのではなく、事業を発展させると同時に、現地社会の発展にも貢献する。また、事前の調査や検討には時間をかけるが、一度投資を決めたら簡単に撤退せずに、中長期的な視点を持ち、着実に事業を継続発展させて行く。さらに企業の利益を社会貢献活動を通して、積極的に地元に還元する。こうした「責任ある投資活動」をしていくことです。

私事になりますが、大学生の頃から「アジア」に目覚め、アジアと関わる時に常に自分の指針となっている人物が2人います。1人目は故穂積五一先生。戦後、アジアの人材育成に人生をささげ、海外技術者研修協会(AOTS)の初代理事長だった方です。私も1年間だけですが、穂積先生が始められたアジアの留学生と共同生活する新星学寮(東京都文京区)にお世話になりました。2人目は歴史上の人物、後藤新平。戦前、台湾総督長官、満鉄総裁などの役職で近代的制度の導入とインフラ整備を推し進めた日本の官僚です。
この2人の先人から学ぶことで、21世紀も日本は、「技術力」と「社会的責任意識」を持って、アジアの尊敬される国として、生き続けられると確信しています。
 
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プロフィール
HN:
上松裕士 (h_uematsu@ppsez.com)
性別:
男性
自己紹介:
2006年8月からプロジェクトが始まりました。総面積360ha(東京ドーム約77個分)、第一期141haは、既にインフラ工事が完了し、順次入居企業が工場建設、操業を始めています。
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