タイガーウイング工場でバーベキューパーティ

昨日の夕方、日本の革靴メーカー、タイガーウイング社が、バーベキューパーティを開くということで、声をかけていただいたので、参加させていただきました。日本から会長さんが来られており、中国人のスーパーバイザー、カンボジア人の幹部スタッフだけでなく、近隣工場の台湾人やマレーシア人、取り引き業者、地元の村長さんなどが、見えてました。
PPSEZへの先駆者としてタイガーウイングが、これから立ち上げようとしている工場の人たちと色々とコミュニケーションをとり、なるべくスムーズに彼らが操業出来るよう後押しされています。また地元の若者を多く雇っているせいか、村長さんも終始ご機嫌でした。
会長さんが、「こうした機会を重ねることで、地元に根づいて行くんですね。」と言われていたのが、印象に残りました。

PPSEZの今の様子（その十一）

もう一つ台湾から、縫製業が出荷用に使うハンガーを製造する工場が、建設中です。この会社も今までプノンペン市内で操業していたのですが、今回PPSEZに移転してきます。
このように海外からの新規投資だけでなく、既にカンボジアで長年操業している工場の移転先として、PPSEZを選ぶ会社も出てきています。私たちとしては、彼らが「引っ越してきて、よかった。」と思ってもらえるよう、投資申請から工場建設、ワーカーのリクルートなど、工場立ち上げまでスムーズに事が運ぶよう、全面的にサポートしています。

PPSEZの今の様子（その十）

台湾人が経営するダンボール箱工場が、完成間近です。今までプノンペン市内で操業していたのですが、今回PPSEZの中に順次機能を移転させるとのことです。国内の縫製工場等に納入しているそうです。事務所棟は、柱で装飾した一風変わったデザインです。社長自ら現場によく顔を出して、工事の監督をされています。ここの社長さんは、以前沖縄に半年ほどいたことがあるらしく、日本語で気さくに挨拶してくれます。

PPSEZの今の様子（その九）

華僑系マレーシア人が出資した長細～い工場（Agricom）が、完成しました。砂糖のパッキング作業を行うということで、カンボジア政府への投資申請、工場建設とここまでトントン拍子で来ました。ところが、昨今の砂糖価格の動向等で採算に合わなくなったらしく、ここにきて事業スキームを再検討するとの話しです。
私の知る限り、日本企業は、綿密に調査し事業計画を立て、投資決定までに時間をかけますが、一度決めたらステップバイステップで、事業を大きく成長させていこうと考えるのですが、一方、華僑系は、意思決定も早いが軌道変更もいとも簡単にしてしまいます。
このマレーシア企業の件も、日本人の私からすると「なんで工場立てる前によく考えんかったの？」と理解に苦しむのですが、華僑のお客様は華僑のスタッフに対応を任せるという方針のもと、今後の動向を静観することにしています。

PPSEZの今の様子（その八）

韓国からは、縫製工場に供給するアクセサリーやプリント作業を請け負う工場（Redian Industrial）が完成しました。ただし、昨今のウォン下落により、生産機械の輸入をいったん見合わせています。ウォンが回復してくれば、輸入手続きに入るとのことですので、今しばらく様子を見ることにしています。
このように、世界経済危機の影響が、ここPPSEZにも及んできているのも否めません。