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流通科学大学の上田義朗教授が、ヴェトナム、カンボジア、ラオスの生きた経済情報をブログを通して発信されています。アジアで「実学」を追求するというポリシーの通り、ヴェトナムでは、ロータス投資運用会社の顧問もされている方です。現在、カンボジア政府は証券取引所の開設に向けて準備を進めており、カンボジアへの投資ファンド組成にも、強い関心を持たれています。下記アドレスをクリックして下さい。
http://ueda-seminar.cocolog-nifty.com/blog/
正直私は、最近まで「投資で金儲けするなんて。」と、ファンドマネージャーなど投資を生業とする人たちに対してあまり良いイメージを持っていませんでした。「投資=虚業、モノづくり=実業」という固定観念があったからです。しかし、陸上競技者の為末大氏が書いた本「インベストメントハードラー」を読んでから、考え方が180度変わりました。為末氏は、タイへの不動産投資の経験から本の中で、こう書いています。
「投資で儲けるというと、なんとなく後ろめたい気持ちを持っている人も少なくないでしょう。実際、私もそう感じていたことがありました。子どもの頃から、どちらかというと、お金にこだわることは美しいことではない、と教わってきたからです。しかし、このタイの投資で知ったのは、投資で儲けることは決してずるいことではないということでした。むしろ、投資をしてくれることを、歓迎している人たちがいることです。投資してもらって、喜んでいる人たちがいるのです。そして、投資を心から求めている人たちのところにお金が届けば、それは大きなリターンを生むということです。」
また、こうも書いています。
「日本は実際にODA(政府開発援助)などで、国として巨額の資金援助を行っています。また、民間でもチャリティイベントなどが、開催されていたりします。しかし、そういう「施し」が果たして本当にこれから発展を目指す国にとって、ありがたいものなのかどうか、そろそろ日本も、きちんと考えるべき時期が来ていると思っています。・・・私はむしろ、投資こそが正しい姿だと思うのです。それは、立場が対等だからです。投資する国について、きちんと理解しようと考えるからです。相手を理解し、お金が必要とされている場所に投資をする。そして、しかるべく対価を得る。投資には必ず責任が伴います。」
日本は、カンボジアに対して累計で最大のODA援助国です。内戦の混乱から道路、橋、学校、病院など基本インフラの整備に対して、多大な貢献をしてきました。そして経済成長期に入り、今、カンボジアが日本に強く求めているのは、そうしたインフラをもとに成り立つ、積極的な民間投資です。それは、モノづくりの製造業や建設業だけでなく、世界中の、お金を運用したがっている個人や機関と、カンボジアの心から投資を求め、経済発展に貢献できる企業との橋渡し役となる、志あるファンドマネージャーも重要な役割を担っていくと思います。
そういう意味合いでも、上田義朗教授のブログは、とても有意義な情報発信をされていると思います。
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