忍者ブログ
[24]  [25]  [26]  [27]  [28]  [29]  [30]  [31]  [32]  [33]  [34
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。




先日、ヴェトナムのホーチミンシティに1泊2日で出張に行ってきました。行きは飛行機を使いました。プロペラ機とジェット機の便があり、今回は運良くジェット機に乗れました。(プロペラ機は、気分的にちょっとこわい...)飛行時間はわずか25分で、離陸して水平飛行に入ったとたんに下降を始めるので、食事を出すひまもありません。申し訳程度に、ソフトドリンクをコップ一杯だけサービスしてくれます。文字通り、あっという間のフライトです。ちなみに運賃は今回、$95でした。

帰りは、「南部東西回廊」の発展ぶりをアップデイトするために、バスで帰りました。バスは、何社ものカンボジアとヴェトナムの会社が一日何便も運行しており、気軽にチケットを買えます。今回利用したメコンエクスプレスはカンボジアのバス会社で、片道$12です。この会社、かつて戦乱を逃れて日本に渡った方が経営しており、日本のサービスを取り入れているためか、すごくサービスが良いです。社内で、おしぼりやミネラルウォーター、パンがもらえます。車掌さんが、「一生懸命サービスに努めさせていただきますが、もしいたらない点がございましたら、建設的なご意見をちょうだいできれば、と思います。」とマイクで話していたのが、印象に残っています。また、カンボジアとヴェトナムとの間では、越境交通協定に基づいて双方の国のバスが、当たり前のように乗り入れしていますので、国境では、バスを乗り換える必要がありません。

DSC02639_b.jpgDSC02640_b.jpg







画像のように、バスを降り荷物といっしょにヴェトナムからの出国審査をします。建物は、ヴェトナムの出入国管理局です。

DSC02641_b.jpgDSC02642_b.jpg







ヴェトナムの出国手続きが終わったら、今度はカンボジアの入国審査です。こちら側では、荷物検査が省かれバスに預けたままで大丈夫です。この一連のプロセスに30分位はかかりますが、車掌さんの案内のもとスムーズに出来ます。カンボジアに入ると、そこはカジノの町バベットです。現在は、カンボジア人はカジノで遊ぶことが禁止されているので、ヴェトナム人はじめ、中国人、韓国人目当てのカジノが立ち並んでいます。なお、バベットには、台湾資本のマンハッタン経済特区と日系の紳士服メーカーが操業を始めたタイセン経済特区があります。

DSC02643_b.jpg







このプノンペン~ホーチミン間の道は、日本の援助などで良く整備されているのですが、物流の面で唯一難点は、途中に流れるメコン川にまだ橋がかかっていないことです。画像のように車ごとフェリーに乗り、15分ほどかけて対岸に渡る必要があります。平日は、せいぜい10~20分の待ち時間ですみますが、お盆などの帰省ラッシュに重なると、平気で一時間以上、待つことになるそうです。まあ、船でメコン川をゆっくり渡るのも、風情があって個人的には好きなのですが、物流効率という面では、あきらかに橋の早期建設が期待されます。なお、この橋の建設は日本のODA案件となっています。
午後1時にホーチンミンシティを出発して、午後7時にプノンペンに到着したので、ちょうど6時間の旅でした。
 
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
PR



DSC02601_b.jpgDSC02602_b.jpgDSC02603_b.jpg







今年の展示会では、JETROの支援により日本企業のブースもかつてないほど充実していました。PPSEZに進出を決めた味の素を始め、グリコのポッキー、キリンビバレッジ、アサヒビール、ミツカンなどの大手企業も出展していました。日本企業は、販売目的というより宣伝と試食試飲によるマーケティング調査目的といった様子でした。

DSC02605_b.jpgDSC02606_b.jpg







味の素は、PPSEZに来年工場を稼動させることも、しっかりアピールされていました。同時にPPSEZの宣伝にもなるので、本当にありがたく思います。


DSC02599_b.jpgDSC02598_b.jpg








異色なところでは、名古屋大学が何年もかけてカンボジアの地場焼酎を商品化する取り組みを支援しており、今年商品化された焼酎の試飲を来場者に勧め、一生懸命顧客の反応調査をしていました。博士課程の学生さんが「これから販路を開拓し、カンボジアの人たちが自活して行けるよう、利益の出る事業にして行きたい。」と熱く語られていました。

この展示会は、全体的に昨年より活況の様子で、展示品のバラエティも増えて来場者も多かったのではないかと思います。こうして様々な人々の地道な取り組みによって、カンボジアもこれから発展して行きそうだ、と肌で感じることが出来た展示会だったと思います。
 
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ



DSC02581_b.jpgDSC02592_b.jpgDSC02595_b.jpg









12月15日(火)から18日(金)まで、カンボジア輸出入・一村一品展示会が開かれていました。仕事帰りに夕方立ち寄った時には、買い物目的であふれんばかりの人たちが来ていました。

DSC02585_b.jpgDSC02582_b.jpgDSC02583_b.jpg





昨年の展示会と比べると、カンボジアの各州で生産されている品々のバラエティが増えている印象をもちました。米粉やタピオカ粉、天然ゴムも展示されていました。ゴムのプランテーションがあるのは知っていましたが、米粉やタピオカ粉がカンボジア国内で生産されていることは、今まで知りませんでした。



DSC02587_b.jpgDSC02588_b.jpg








カシューナッツもきちんと製品化されて販売していました。画像にある黄緑色の箱の製品は、一箱7,000リエル(=約1.7ドル)で、味もスーパーなどで売られている輸入品と比べても、遜色ないものでした。私は、二箱買いました。50ドル紙幣しかなかったのですが、お兄さんは快くおつりを用意してくれ、「お待たせしました、ありがとうございます。」と挨拶もちゃんと出来、接客も満足できました。ただ、「プノンペンのどこで買えるの?」と聞くと、「まだお店がないので、自分たちの町まで来てもらわないと...」と言っていたので、彼らに必要なのは、販路と物流なんだろうな、と思いました。

DSC02589_b.jpgDSC02590_b.jpg





また、ヤシの実からとれる砂糖も製品化され、都市部の有名レストランなどで、料理に使われているそうです。


DSC02591_b.jpg有機野菜づくりの取り組みも展示していました。スーパーに行くと、ベトナムから輸入されている野菜が目立つのですが、こうした地場産の生産者の顔が見える野菜が、買いやすくなると安心です。







DSC02593_b.jpgDSC02596_b.jpgDSC02597_b.jpg







ヴェトナムや中国、タイのブースもありました。タイとは、国境問題を始め政治的対立が表面化していますが、唯一タイの大手食品加工メーカー、CPががんばって出展していました。(CPはプノンペン郊外に既に飼料工場を操業しています)

にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ



DSC02600_b.jpg







12月17日(木)に昨年発効された日・カンボジア投資協定に基づき第二回日・カンボジア官民合同会議が行われました。8月に一回目が行われ、今後もカンボジアの投資環境を改善していくため継続的に行われます。日本側は、黒木大使を筆頭に大使館、JICA、JETROの公的機関と日本人商工会が出席し、カンボジア側はソク・チェンダ開発評議会事務総長(兼首相補佐特命大臣)を筆頭に各省庁の代表者が出席しました。
一回目の会合は、英語を共通言語で使い、ぎこちない感じで議論がかみ合わなかった印象がありました。一方今回の会合は、JICA専門家の方の通訳により双方母国語を使い、黒木大使の論点を鋭くつく議論の進め方により、なおかつ双方終始友好的な雰囲気の中、とても有意義な内容となったと思います。失礼な申し上げ方ですが、「さすが日本の外交官!」と感銘を受けました。
なんと言っても、カンボジアでは「日本政府」の存在は大きいものがあるので、PPSEZとしても投資促進を進めていくために、このような交渉機会も最大限連携させていただき、日本企業が安心して投資活動を出来るように貢献していきたいと考えています。
第一回目の会合については、外務省の次のプレスリリースをご参照下さい。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/21/8/1194706_1104.html
 
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ



DSC02572_b.jpgDSC02575_b.jpg







今月に入りお客様の訪問が相次いであり、ドタバタしていたので、しばらくブログ更新を怠けていました。その間もコンスタントにアクセス数が増え、カンボジアへの関心が高まっていることを実感しています。本当に有り難うございます。
そんな中、今年一番のビッグニュースです。JETROがついにプノンペンに事務所をオープンします。12月14日(月)のカンボジア投資セミナーにてJETROとカンボジア商業省の間で、覚書が取り交わされました。来年3月を目途に業務を開始されるとのことです。
これにより、日本企業がカンボジアへ投資を検討する際の窓口が強化され、カンボジアの様々な情報も得やすくなると思います。PPSEZは、今までもJETROには大変お世話になっていますが、今後も連携を強め、日本からの投資を促進していけるよう、引き続き努力していきたいと考えています。

にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ



カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
上松裕士 (h_uematsu@ppsez.com)
性別:
男性
自己紹介:
2006年8月からプロジェクトが始まりました。総面積360ha(東京ドーム約77個分)、第一期141haは、既にインフラ工事が完了し、順次入居企業が工場建設、操業を始めています。
バーコード
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
忍者アド
忍者ブログ [PR]