プノンペンの新興住宅地

日本にいると「プノンペン」という地名の響きから、どうしてもポルポト、内戦、地雷というネガティブなカンボジアのイメージに直結しますが、プノンペンの街並みも日々、急速に変化しています。画像は、プノンペン北部にある新興住宅地トゥール・クォーク地区に建ちならぶ高級住宅の数々です。
どれもここ数年で建った新しい住宅で、政治家、高級官僚、企業家たちが住んでいるようです。
初めてプノンペンに来られると、日本で固定化された負のイメージと現実の急速に発展している街の活気のギャップに驚かれると思います。

常任副首相をお迎えしての経済特区投資促進会議

３月11日（水）にメン・サモン（Men Sam An）常任副首相をお迎えして、カンボジアの経済特区にいかにより多くの製造業を誘致して行くかを協議する場を持ちました。
私もプレゼンの時間をいただき、下記の点に関して早急にアクションをとるよう常任副首相に要請しました。
１．SEZに誘致する奨励製造業分野を政府とSEZ開発業者共同で定める。
２．奨励製造業分野には、特別な優遇税制措置を用意する。
３．現状、SEZ入居企業に特別な優遇税制措置がないので、SEZ独自の優遇税制措置も用意する。
４．ＳＥＺの管轄政府機関であるカンボジア開発評議会（Council for the Development of Cambodia）に、より強固な権限を与え、諸手続きのさらなる迅速化を図る。
中央の画像右からメン・サモン（Men Sam An）常任副首相、キット・メン（Kith Meng）カンボジア商工会議所会頭、The Royal Group of Cambodia会長兼CEO、リム・チホ（Lim Chhiv Ho）PPSEZ会長、同商工会議所副会頭です。

シンガポールでの投資セミナー

先週の金曜日（６日）に、JETROシンガポール事務所の主催でカンボジアとミャンマーの投資環境を説明するセミナーが行われました。私も、PPSEZの紹介をさせてもらう機会をいただきましたので、90名程の日本企業の方々へ現状の報告を行いました。
シンガポールへは飛行機で、プノンペンからわずか２時間足らずで着きますが、まだまだカンボジアの情報が不足していると実感しました。是非、一度カンボジアへ来ていただき、現状を肌で感じていただきたいと思っています。プノンペンにお越しの際は、お気軽にご連絡下さい。

ISO取得への取り組み

PPSEZの運営に近代的マネイジメントを本格導入するために、今年中にISOを取得することを目標に、取り組みを始めました。カンボジアではISO取得企業はまだ30数社とのことです。PPSEZでは、ISO9000:2008と14001:2004の同時取得をめざします。
コンサルタントとして、シンガポール人が経営している会社（Q-Tech Consulting）と契約を結び、先週、オリエンテーションを行いました。

PPSEZの今の様子（その十三）

PPSEZで働く工員さんが集まりやすいように、ドミトリーの建設を始めています。とりあえず３棟建設し、１部屋（ロフト付）最大８名まで寝泊り出来、全体で約500名の収容能力があります。今月から順次入居開始出来る予定です。
PPSEZで働く工員さん全員を収容することは困難ですが、今後もニーズに合わせて、順次増やしていく計画です。
なお、１部屋あたりの月額賃貸料は、法人契約の場合45USドル、個人契約の場合50USドルです。