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12月15日(火)から18日(金)まで、カンボジア輸出入・一村一品展示会が開かれていました。仕事帰りに夕方立ち寄った時には、買い物目的であふれんばかりの人たちが来ていました。

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昨年の展示会と比べると、カンボジアの各州で生産されている品々のバラエティが増えている印象をもちました。米粉やタピオカ粉、天然ゴムも展示されていました。ゴムのプランテーションがあるのは知っていましたが、米粉やタピオカ粉がカンボジア国内で生産されていることは、今まで知りませんでした。



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カシューナッツもきちんと製品化されて販売していました。画像にある黄緑色の箱の製品は、一箱7,000リエル(=約1.7ドル)で、味もスーパーなどで売られている輸入品と比べても、遜色ないものでした。私は、二箱買いました。50ドル紙幣しかなかったのですが、お兄さんは快くおつりを用意してくれ、「お待たせしました、ありがとうございます。」と挨拶もちゃんと出来、接客も満足できました。ただ、「プノンペンのどこで買えるの?」と聞くと、「まだお店がないので、自分たちの町まで来てもらわないと...」と言っていたので、彼らに必要なのは、販路と物流なんだろうな、と思いました。

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また、ヤシの実からとれる砂糖も製品化され、都市部の有名レストランなどで、料理に使われているそうです。


DSC02591_b.jpg有機野菜づくりの取り組みも展示していました。スーパーに行くと、ベトナムから輸入されている野菜が目立つのですが、こうした地場産の生産者の顔が見える野菜が、買いやすくなると安心です。







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ヴェトナムや中国、タイのブースもありました。タイとは、国境問題を始め政治的対立が表面化していますが、唯一タイの大手食品加工メーカー、CPががんばって出展していました。(CPはプノンペン郊外に既に飼料工場を操業しています)

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前回、ご紹介したマレーシア資本の工場に教えてもらい、食品に使われるプラスチック袋をつくる工場に行きました。New Hung Dart Plastics Color Printing (Cambodia) Co., Ltd.です。着くと、引っ越してきたばかりということで、看板も何もなく工場の中もごちゃごちゃしており、一見怪しい感じがしました(カンボジアの工場ではよくあるケース)。対応に出てきたのは、カンボジア人二人と自称中国人一人で、英語はまったく通じず、PPSEZの同行スタッフが通訳しました。
話しを聞いた限りでは、画像にあるようなプラスチック袋を生産しているとのこと。飲料製品のペットボトルはつくらず、それに巻きつける製品情報を書いたプラスチックをつくっているとのことです。カンボジアで人気の高いエースコック社のヴェトナムフォー(ヌードル)も置いてあり、「これカンボジアでつくってないでしょ。ヴェトナムからの輸入品だよね。」と問いただすと、「確かにうちではつくってないが、同じものをつくれるから、サンプルとして置いてあるんだ。」とのことでした。「生産ラインを見せてくれるか?」と聞いたら、「社外秘なので、申し訳ないが、見せられない。」とのこと。「でも日本企業は、生産ライン確認しないと発注できないよ。」と切り返すと、「もし、日本のメーカーが視察に来たら、その時は見せるようにする。」とのことでした。
私の主観ですが、なんかやっぱり怪しいので、失礼ながら「ちゃんと会社は登記してあるの?」と聞いたら、「ちゃんとしてるよ。」と返事ありました。もう少し、よく調べる必要があると思いましたが、カンボジアでこのようなプラスチック袋がつくられていることを、今まで知らなかったので、大きな収穫でした。



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製造業の方々が、カンボジアへ進出を検討する際、「いったい国内で何が調達できるのか?カンボジアは、何も裾野産業が育ってないんじゃないか?」と心配になるのは、ごく当然のことだと思います。こんな疑問を少しでも解決するべく、今まで私がつちかったネットワークで、カンボジアの裾野産業を調査して行きたいと思い立ちました。
まず第一に、市内からPPSEZに向かう途中の国道4号線沿いにあるHarta Packaging Industries (Cambodia) Ltd.です。ダンボール箱をつくっているのは、以前から知っていたのですが、最近、看板を新調し、ふと見ると、プノンペンで一番人気の高いラッキー・スーパーマーケットのレジ袋が目に入りました。さっそく訪ねに行くと、ダンボール箱だけでなく、やはりポリ袋も生産しているとのこと。アディダスやプーマなど海外ブランドの縫製品を梱包する際の、プラスチックバッグの多くは、ここでつくられているとのこと。
この会社の親会社は、マレーシアの上場企業で、カンボジアでは2004年から操業開始、つい最近、ISO9000を取得しています。カンボジアに進出している華僑系資本の中では、しっかりした経営をしている、との印象を得ました。
詳細は、次のウェブアドレス(親会社)をご参照下さい。http://www.hartapack.com/



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プロフィール
HN:
上松裕士 (h_uematsu@ppsez.com)
性別:
男性
自己紹介:
2006年8月からプロジェクトが始まりました。総面積360ha(東京ドーム約77個分)、第一期141haは、既にインフラ工事が完了し、順次入居企業が工場建設、操業を始めています。
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