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シンガポールからは、プラスチック容器工場(Cambox)が生産機械の設置を始めています。国内市場向けに汚水浄化槽や飲料水メーカー向けの容器をつくるそうです。機械装置型産業で、カンボジアではめずらしいのではないでしょうか。原材料はタイ製です。こうした原材料まで、カンボジアで調達出来るようにするためには、まだまだ国をあげての努力が必要です。
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PPSEZは、プノンペン市中心部から西北西18kmの場所にあります。国道4号線をひたすらまっすぐ走ると、左手に入り口が見えてきます。時間にして、車で30分から45分程度でしょうか。日に日にプノンペン市内の交通渋滞が激化しているので、その混み具合によります。
プノンペンの都市規模は、まだ極めて小さく、東にメコン川が流れているので、地形的に西へ西へ拡大しています。地図でご覧になると、よくわかりますが、PPSEZの全長は、プノンペンの全長と同じくらいあります(約7km)、細長ですが。
なお、国際空港からは15分くらいですので、ご来訪いただくお客様は、空港に着いて直接か、お帰りになる直前に、お越しいただくと、時間が有効に使えます。



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マレーシアからは、国内市場向けに建設資材のワイヤーメッシュを加工する工場(Cambodia Success Industries)が、稼動を始めています。現在、カンボジアも世界的不況のあおりで、建設プロジェクトがスローダウンしていますが、地道に営業活動を重ねて、受注を伸ばしていこうと頑張っています。
このように、経済特区には輸出加工型の製造業だけではなく、国内市場向けの製造業も進出し始めています。



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お隣では、台湾系の縫製工場(Evergreen Industrial)が完成間近です。外から見るとまだ殺風景ですが、建物の中では、採用し始めた工員さんを、トレーニング中です。リーヴァイスなど海外ブランドのジーンズを中心に生産するとのことです。第一工場だけで、2,000名、第二工場までフル稼働するようになると、約5,000名の工員さんが働くようになります。



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それでは、ちょっと革靴工場の中をのぞいてみましょう。現在、春物の婦人靴を生産しています。工員さんは現在270名程度、この世界不況の中、意外にも注文が多く、一日に800足程つくっているそうです。中国人の熟練技術者を数名連れてきて、生産効率をどんどん上げてきました。
今後は、日本の高い品質基準と短い納期にどう上手く対応していくかが、課題とのことです。
ちなみにこの革靴メーカーさん、「タイガーウイング」というかっこいい会社名です。



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プロフィール
HN:
上松裕士 (h_uematsu@ppsez.com)
性別:
男性
自己紹介:
2006年8月からプロジェクトが始まりました。総面積360ha(東京ドーム約77個分)、第一期141haは、既にインフラ工事が完了し、順次入居企業が工場建設、操業を始めています。
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