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ポイペトには、Poipet Pet O'Neang SEZという経済特区があると、ずっと以前から聞いていたので、現場に行ってみることにしました。国道沿いに色あせた看板があり、そこから北側に10分ほど奥に入っていきます。ポイペトの国境から、10キロ余りの場所です。
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1社入居企業があるというので、工場に行ってみると、人影が見当たりません...看板を見るとタイからの投資のようです。(後日稼働していることを確認しました)
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周りを見渡すと一面「平原」という言葉がふさわしい風景です。奥の方に経済特区の入り口門がポツンと建っています。

資料によると敷地面積467haで、PPSEZより広く、南部東西回廊のタイとカンボジア国境という立地条件を考えると、もっと上手くやれば、タイから工場を誘致出来そうな気がしますが、ちょっと残念な状況です。ここに日本企業が入居するのは、相当のパイオニア精神がないと、現状難しいかもしれません。

おまけ画像
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この藪の向こうはタイ領土です。カンボジアは、こんな感じでタイ、ラオス、ヴェトナムと国境を接しているので、密輸が後を絶ちません。また、この辺に住むカンボジア人は、早朝藪を越えてタイに出勤し、夕方戻ってくる人も少なくないそうです。残念ながら越境する人たちにはお目にかかれませんでしたが、とても貴重な場所に来た気持ちになりました。

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11月26日(金)付のプノンペンポスト紙に、プノンペン経済特区社の筆頭株主である、林秋好(リム・チホー)女史が特集として取り上げられました。
http://www.phnompenhpost.com/index.php/Special-Supplements/amazing-story-of-survival-success.html


「Amazing story of survial, success」と題名にあるように、この方は「カンボジア版おしん」を地で行くような、すざいましい人生を歩んできました。「ポルポト時代には、275人の子供のグループから5人生き残ったうちの1人」とか、「旦那さんが、タイ軍に捕まって刑務所に入れられた」とか、他にも記事には書かれていない今の時代の日本人には想像を絶する経験を乗り越えてこられた方です。
今では、カンボジアでもっとも成功した女性の企業家の1人として、地位を築き上げましたが、かといって偉ぶることもなく、誰にでも面倒見良く接するので、多くの人たちに慕われています。
一方、企業家として見た場合、ポルポト時代を生きのびて、一世代でカンボジアの混乱、復興期をのし上がってきた方なので、日本企業の経営感覚からすると、「荒削り」な手法が時々目につくことも否めません。ただし彼女の2世代目は、アメリカやオーストラリアで英才教育を受けたとても優秀な人材が戻ってきているので、将来がとても楽しみな企業グループだと思っています。

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日本側の株主、株式会社ゼファーについても、ご来訪いただくお客様にはご説明させていただいていますが、この機会にご説明させていただきます。

ゼファー(http://www.zephyr.co.jp/)は、東京千代田区を本社とする不動産デべロッパーです。かつては東証一部上場の中堅デベロッパーとして順調に業務拡大し、カンボジアだけでなくアメリカにも進出していました。しかしサブプライムローンの影響を被り、2008年7月に民事再生手続きを申請し、現在自力再建中の会社です。

PPSEZの事業に関しましては、既に第一期インフラ工事を完了した後でしたので、入居企業への土地販売と光熱費等の収入により、直接ゼファー民事再生の影響を受けることなく、事業を継続出来ています。と書くと、事務的になってしまいますが、今思い起こすと、2年前に「ゼファー民事再生」のニュースがNHKのニュースで流れた直後は、各方面から携帯電話が鳴り続け、奈落の底に落とされた気分でした。

そのような苦しい状況の中、既に操業されていたタイガーウイング社の会長さんが、「上松さんを信用していますから。」と、退去を匂わす言動をいっさいされなっかたこと、また、当時会社登記手続きを終えた直後のヤマハ発動機の担当者の方から「上松さん、うちはこのままは行きますよ!」と言っていただいた時は、とても救われた気持ちになったものです。さらには、味の素さんも結果的には当初の予定より広い土地を確保していただき、言葉では言い表せないほど感謝しています。

こうした日本企業の先駆者たちが呼び水となり、その後も順調に日本企業の誘致が進み、年内中に合計10社を誘致する目標も現実味を帯びてきました。

(株)ゼファーは事業形態上22%の少数株主ですが、現地パートナーのマダム・リムが親日派で日本企業の誘致にとても熱心なこともあり、小職の意見や方針を尊重してくれています。いざとなれば、自ら動いて政府要人と、日本企業の利益のために折衝もしてくれます。

カンボジアに進出を検討されている日本企業の皆様は、どうぞ安心してお越し下さい。小職のみならずPPSEZ経営陣及びスタッフ一同が、工場操業が軌道にのるまで責任を持ってサポートさしあげます。

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PPSEZにご来訪いただくお客様には、ご案内させていただいていますが、ここでPPSEZの事業主体についてご説明させていただきます。

会社名 : プノンペン経済特区社(Phnom Penh SEZ Co., Ltd.)
設立日 : 2006年4月19日 - カンボジア政府発布、政令第33号による
登記資本金 : 100万米ドル
株主 : 林秋好(リム・チホー)女史 - カンボジア華僑 78%
      株式会社ゼファー(本社:東京都千代田区) 22%
取締役 : 林秋好女史(会長)
       陳甲群(タン・カックン) - 林女史の長男
       上松裕士
経営陣 : 上松裕士 マネージング・ディレクター
       沈星樺(デビッド・シム) COO - シンガポール人
       房宜偉(フォン・ニーウェイ) CFO - マレーシア人公認会計士
       石本由美 総務会計部長
社員数 : 50名

大株主の林女史については、次のウェブサイトをご参照下さい。
http://www.lch-investment.com/our_profile/founder_and_chairman_profile.php
(現在、グループ会社のウェブサイトを刷新中で、近い将来、PPSEZ社のウェブももっと見栄えの良いものにアップグレードする計画です。)

PPSEZの事業は、主に外国企業を誘致することを目的としていますので、経営陣は全て外国人によって構成されています。特に日本企業の皆様が安心して入居していただけるよう、経営全体は日本人である小職が責任と権限を持ち、技術系をシンガポール人、事務系をマレーシア人と日本人が責任と権限を持つ、という体制をとっています。将来的には、経営を現地化していく計画ですが、事業が軌道に乗るまでは、私たちが責任を持って、入居企業様の対応をさせていただいています。

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しばらく更新を怠っており、失礼しました。この間、日本へ一時帰国を兼ねた出張で戻っていたり、新規お客様の対応を行っていました。

さて最近になって、カンボジアにもいよいよ投資の波が押し寄せて来そうだ、という実感を日に日に強く感じています。お隣のタイでは政情不安、ヴェトナムでは慢性的な人手不足や電力不足、さらには中国では賃上げ問題が発生しており、多くの企業がカンボジアを投資対象国として、真剣に検討し始めているのだと思います。
PPSEZにも、タイやヴェトナムで長年操業されている日系各社が定期的に視察に訪問されています。

カンボジアが、南部東西回廊を基軸とするメコン地域の経済圏に、組み込まれていく流れは、予想以上に早く進んでいくのかもしれません。

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プロフィール
HN:
上松裕士 (h_uematsu@ppsez.com)
性別:
男性
自己紹介:
2006年8月からプロジェクトが始まりました。総面積360ha(東京ドーム約77個分)、第一期141haは、既にインフラ工事が完了し、順次入居企業が工場建設、操業を始めています。
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