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味の素進出の記事が、地元有力新聞プノンペン・ポスト紙に載りました。
http://www.phnompenhpost.com/index.php/2009082728007/Business/japanese-food-giant-to-invest-6m-in-ppsez.html

味の素のうまみ調味料「AJI-NO-MOTO」は、すでにタイから輸入された製品が、カンボジア全土の市場(いちば)にかなり浸透して販売されており、テレビコマーシャルも「アジノモト、ハイ!」というキャッチフレーズで、よく目にします。そのためか、カンボジアでもアジノモトが日本人の代名詞のようになり始めており、この間もカンボジア料理屋でウエイトレスから「日本人か?」と聞かれたので、「そうだよ。」と答えると、ニコニコしながら「アジノモト!」と言われてしまいました。
味の素さんとお付き合いがなかったら、「なんだよ!バカにすんなよ!」とムカッときたかもしれませんが、今やPPSEZの大事なお客様なので、逆に「おお、よくぞ言ってくれた。」と、とても微笑ましい気分になりました。
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流通科学大学の上田義朗教授が、ヴェトナム、カンボジア、ラオスの生きた経済情報をブログを通して発信されています。アジアで「実学」を追求するというポリシーの通り、ヴェトナムでは、ロータス投資運用会社の顧問もされている方です。現在、カンボジア政府は証券取引所の開設に向けて準備を進めており、カンボジアへの投資ファンド組成にも、強い関心を持たれています。下記アドレスをクリックして下さい。
http://ueda-seminar.cocolog-nifty.com/blog/

正直私は、最近まで「投資で金儲けするなんて。」と、ファンドマネージャーなど投資を生業とする人たちに対してあまり良いイメージを持っていませんでした。「投資=虚業、モノづくり=実業」という固定観念があったからです。しかし、陸上競技者の為末大氏が書いた本「インベストメントハードラー」を読んでから、考え方が180度変わりました。為末氏は、タイへの不動産投資の経験から本の中で、こう書いています。
「投資で儲けるというと、なんとなく後ろめたい気持ちを持っている人も少なくないでしょう。実際、私もそう感じていたことがありました。子どもの頃から、どちらかというと、お金にこだわることは美しいことではない、と教わってきたからです。しかし、このタイの投資で知ったのは、投資で儲けることは決してずるいことではないということでした。むしろ、投資をしてくれることを、歓迎している人たちがいることです。投資してもらって、喜んでいる人たちがいるのです。そして、投資を心から求めている人たちのところにお金が届けば、それは大きなリターンを生むということです。」
また、こうも書いています。
「日本は実際にODA(政府開発援助)などで、国として巨額の資金援助を行っています。また、民間でもチャリティイベントなどが、開催されていたりします。しかし、そういう「施し」が果たして本当にこれから発展を目指す国にとって、ありがたいものなのかどうか、そろそろ日本も、きちんと考えるべき時期が来ていると思っています。・・・私はむしろ、投資こそが正しい姿だと思うのです。それは、立場が対等だからです。投資する国について、きちんと理解しようと考えるからです。相手を理解し、お金が必要とされている場所に投資をする。そして、しかるべく対価を得る。投資には必ず責任が伴います。」

日本は、カンボジアに対して累計で最大のODA援助国です。内戦の混乱から道路、橋、学校、病院など基本インフラの整備に対して、多大な貢献をしてきました。そして経済成長期に入り、今、カンボジアが日本に強く求めているのは、そうしたインフラをもとに成り立つ、積極的な民間投資です。それは、モノづくりの製造業や建設業だけでなく、世界中の、お金を運用したがっている個人や機関と、カンボジアの心から投資を求め、経済発展に貢献できる企業との橋渡し役となる、志あるファンドマネージャーも重要な役割を担っていくと思います。
そういう意味合いでも、上田義朗教授のブログは、とても有意義な情報発信をされていると思います。




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PPSEZには、日本からだけでなく様々な国々から視察に来訪していただいてます。この2ヶ月くらいの間だけでも、タイのBoard of Investmentやヴェトナム政府機関からの視察団が訪れました。8月18日(火)には、シンガポール・ビジネス・フェデレーション率いる御一行24名が訪問しました。あいかわらずカンボジアも経済状況は厳しいですが、ここ数ヶ月、カンボジアを次の投資対象国としてとらえている各国からの訪問客や問い合わせが確実に増えています。
PPSEZにはデビッド・シム(David Sim)というシンガポール人スタッフもいるので、彼が中心に対応しました。なお、デビッドの父親は、リー・クワンユー元首相の側近として、チャンギ空港の建設を始めシンガポールの経済発展に多大な貢献をした高級官僚、故シム・キーブン氏(Mr. Sim Kee Boon)です。
(故シム氏の功績に関しては、次のウェブアドレスをご参照下さい。http://en.wikipedia.org/wiki/Sim_Kee_Boon



PPSEZは、360ha(甲子園球場の93個分)の広大な敷地です。そこにインフラをつくって工場を誘致しようという大規模な事業のため、近隣の村落へも相当のインパクトを与えます。そのため、周りの住民と仲良くやっていくことが不可欠です。
今年から、近隣の住民を対象とした社会貢献活動をやっていこう!ということで、村長さんたちと相談しながら、計画を練ってきました。そして、8月8日(土)に記念すべき第一回目の行事が実現しました。
今回のテーマは、「交通安全」です。PPSEZは、プノンペンの郊外にあるため、市内中心部と比べると、まだまだヘルメットをかぶらずバイクを運転する人が多いし、国道4号線でも交通量が年々増加するにつれて、死亡事故も増えています。そこで、村のバイクタクシーのドライバーを対象にした交通安全教室が良いだろうという話しになったわけです。

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村の公民館を使って、35名のドライバーが参加しました。

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交通安全指導担当の警察官を招いてのレクチャー。カンボジアでは今まで、道を走っている車やバイクを止めては、裏金を要求する悪徳警官の印象しかなかったのですが(失礼!でも私も経験あるから本当)、この日ばかりはとても頼もしいおまわりさんに見えました。参加者たちも予想を良い意味で裏切って、目を輝かせながら熱心に聞き入っていました。その後、グループに分かれて、PPSEZスタッフを含めてグループディスカッションに移り、ドライバーたちにも発言してもらい、交通ルールに対する自覚を高めていきました。

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最後に、交通ルールを守りましょう、という願いを込めて、PPSEZ特性ヘルメットと記念品を参加者に配りました。みんなヘルメットをかぶり、記念撮影。カッコいいヘルメット、ちゃんと大事に使うんだぞ。

なおPPSEZの社会貢献活動に関しては、年初に私から社内でCSRの概念について説明し、小さなことでもいいから末永く継続して取り組んで行くことが重要だ、と話しました。あとは、カンボジア人スタッフでコミッティをつくり、企画から予算づくり、準備、開催まで全部まかせ、時々報告だけもらい、なるべく口をはさまないようにしました。どこまで、彼ら自身の手で出来るかを見定めたかったからです。そうしたら、予想以上に多くのスタッフが協力し、警察等関係機関とも上手く連携をとりながら、見事に成功にさせてくれたのです。
私は、こうしたカンボジアの若い世代の熱心な取り組みを見て、「この国の未来は、明るい!」と思いました。
ちなみに、あたかも私も参加したかのような書き方をしていますが、ちょうど日本に帰国しており、残念ながら今回は、参加できませんでした。




このブログからリンクさせてもらっていますが、カンボジア経済の動向や投資環境に精通されている、とある日本人の経済専門家の方が、2年近くにわたり「カンボジア経済」と題したブログを続けてみえます。残念ながら任期が終了し、7月末で日本に帰国されたのですが、時々、情報発信されています。
私のブログが、PPSEZを中心としたより個別の情報を発信し、「カンボジア経済」では、より全体的な情報発信をしてくれていますので、合わせて訪ねていただけますと、より効果的な情報収集が出来ると思います。
まだ、アクセスされていない方は、下記アドレスをクリックしてください。
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh



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プロフィール
HN:
上松裕士 (h_uematsu@ppsez.com)
性別:
男性
自己紹介:
2006年8月からプロジェクトが始まりました。総面積360ha(東京ドーム約77個分)、第一期141haは、既にインフラ工事が完了し、順次入居企業が工場建設、操業を始めています。
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