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今年の3月から本格的に始めた、経済特区にのみ適用される優遇税制措置の付与のための折衝がようやく実を結びました。今まで優遇税制措置は、投資法に定められる基準で、経済特区の中外関係なく、与えられていました。つまり、経済特区に入るメリットとしては、整備されたインフラと諸官庁手続きの利便性ぐらいだったのですが、今回初めて、経済特区限定の優遇税制措置が認められました。
具体的には、輸出加工型産業に対しては、今までの輸入関税免除プラス10%VATの免除(既に縫製、靴、繊維、それらを支える裾野産業は免除されていますが、他の分野にも拡充)、さらに国内市場向け製造業に対しても、工場建設資材、生産機械・装置の資本財に関しては、同様に輸入関税免除プラス10%VATが免除となります。
ただし、経済財務大臣の判断で、とりあえず2010年12月末までの期限付きで実施したいとのこと。カンボジアでは今まで、こうした優遇税制措置を悪用する企業が少なからずあったとのこと、経済特区で問題なく運用出来るか、様子を見たい意向があるようです。PPSEZとしては、入居企業が脱法行為をしないように、税関と協力しながら、規則の遵守を奨励していくつもりです。
なお今回の折衝には、JICA専門家の方々を始め、日本が支援するシハヌークヴィル港経済特区の日本人コンサルタントの方等、日本勢の連携の力が大きかったと思います。また、この折衝の過程では、PPSEZの現地パートナーも含め、いっさいの贈賄にあたる行為をしていません。このようにカンボジア政府も「話せば、わかる」ことが立証された良い例だと思います。

優遇税制措置の詳細は、下記のウェブアドレスをご参照下さい。(英文)
http://www.ppsez.com/incentives.html

また、今までの政府との折衝については、下記ページをご参照下さい。
http://ppsez.blog.shinobi.jp/Entry/32/
http://ppsez.blog.shinobi.jp/Entry/41/
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PPSEZの発電施設は、PPSEZ運営の根幹事業の一つと位置づけ、シンガポール企業(Colben Energy Holding)との合弁会社として運営しています。昨今の世界経済危機のあおりを受けて、カンボジアへの外国企業の新規投資が鈍化している中、PPSEZの電力需要も当初の見込みとくらべて、思うように伸びてこない現状です。
こうした状況の中、より磐石な財務基盤で発電事業を継続していくために、シンガポールのパートナー側で、$20Mの協調融資を取りつけました。これにより、入居企業に安定した持続的な電力供給を確実にお約束できます。また、将来電力需要が伸びてきた際、オンタイムで追加のジェネレーター調達を行うことができます。
今回の協調融資の背景には、アセアン先進諸国(シンガポール、マレーシア、タイ等)として後発諸国(カンボジア、ラオス、ミャンマー、ヴェトナムのCLMV)を資金調達の面からも支援していこうという大きな動きがあり、シンガポール、マレーシア、タイの銀行が協調して、$20Mの融資を用意しました。

この融資の詳細説明は、次のプレスリリースをご覧下さい。
http://www.asiatic.com.sg/updated010709.pdf

また、合弁相手であるシンガポール企業に関しては、次の年次報告をご参照下さい。
http://www.asiatic.com.sg/cmessage.pdf




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日本の革靴メーカー、タイガーウィング社の工場にお邪魔したら、はやくも冬物のブーツを生産されていました。工場立ち上げから、一年がたとうとしており、工場運営は軌道にのってきた感はありますが、少量多品種生産に対応する材料の調達の効率化、「はやく、やすく、より良いものをつくる」という生産効率の向上、この2点が今後の大きな課題のようです。要となる革は全て輸入なので、国境を越えた物流の効率化のために、PPSEZとしても物流会社、関係政府機関と連携して、サポートしていくつもりです。

タイガーウィング社の工場に関しては、下記ページもご覧下さい。
http://ppsez.blog.shinobi.jp/Entry/3/
http://ppsez.blog.shinobi.jp/Entry/4/




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昨日、日本から見えた某社の社長様を始めとするお客様を、ご案内した際、「フードコートを見てみようか。」というご希望で、昼時にのぞいてみました。たくさんの工員さんが昼ごはんを食べたり、くつろいだりして、とても賑わっていました。

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ご飯ものだけでなく、カンボジア版スイートも充実していました。さらには、衣料品や化粧品など雑貨品も売られるようになっており、フードコートというよりも、マーケットが出来つつあるという充実ぶりでした。お客様が試しにバナナフライをふた切れ買ったら、500リエル(12円程)でした。ちょっと脂っこいですが、美味でした。
最初オープンした時に、「清掃をきちんとして、清潔なフードコートにしましょう!」と強調して指導したのが功を奏したのか、カンボジアの標準から比べると、きれいで整然としていました。こうして、工員さんたちがなるべく快適に働ける環境づくりを心がけています。

フードコートに関しては、下記ページもご覧下さい。
http://ppsez.blog.shinobi.jp/Entry/37/



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6月28日(日)の午前中にプノンペンの中心部にある王宮に行ってきました。今は雨期なので、午後になるとスコールになることが多い日が続きますが、午前中は快晴で、澄みわたる空がなによりきれいでした。
一見、タイの王宮や寺院の建築様式と同じようですが、カンボジアの人たちに言わせると、あくまで文明の起源は、アンコール王朝であって、タイのスコータイ王朝がまねをしたということになります。あながちカンボジア人の思い込みでもない歴史的事実かもしれませんが、カンボジアとタイのぎくしゃくした関係の根っこは、この辺までさかのぼります。
まあ、第三国人の私にとっては、どちらも美しい豊かな伝統を持った国なので、両方とも好きなのですが。



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プロフィール
HN:
上松裕士 (h_uematsu@ppsez.com)
性別:
男性
自己紹介:
2006年8月からプロジェクトが始まりました。総面積360ha(東京ドーム約77個分)、第一期141haは、既にインフラ工事が完了し、順次入居企業が工場建設、操業を始めています。
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