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工場を操業するためには、原材料をいかに調達するか、生産した製品をいかに出荷するかが、大きな検討事項の一つとなります。PPSEZには10haの土地にドライポートを設け、入居した工場へより迅速な物流サービスを提供出来るよう努力しています。通関手続きも港や国境ではなく、PPSEZの中で出来ます。
プノンペン近郊にあるPPSEZから国際マーケットへつなげるためには、シハヌークヴィル港(207km、約3時間半)、プノンペン港(18km、約45分)、国際空港(8km、約15分)の3つの選択肢があります。
ドライポートの運営は、シンガポールの物流専門会社が担当しています。(次のウェブサイトをご参照下さい。http://www.bsgroup.com.sg
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カンボジアには下水処理施設がほとんどないのが現状ですが、PPSEZは様々な産業を誘致するために、下水処理施設を完備しています。工場廃水は必要に応じて一次処理をしていただき、初期沈殿池→ラグーン→沈殿池→最終池を通過した後、河川に放出します。一方、上水施設は、隣接する川を水源とし、化学処理で浄化し、フィルターを通した後、域内に配水しています。
ここまでの上下水道施設を備えた経済特区は、カンボジアでは現状PPSEZだけです。




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カンボジアの投資阻害要因の一つとして、電力料金が近隣諸国と比較して、突出して高いことがあげられます。理由は、燃料を石油に9割以上依存していることと、大規模な発電施設がないことによります。
昨年前半までの石油価格の高騰の影響で、PPSEZの電力料金を0.25kwhに設定していましたが、昨年後半からの石油価格の下落を反映させて、今年1月より0.19326kwhに値下げしました。
また、石油価格の動向を価格にすぐ反映させるべく、基本的に毎月の変動価格制を導入することとしました。
カンボジアの電力料金の抜本的な解決には、水力発電所などの建設が不可欠ですが、私たちとしては、民間企業として出来る様々な自助努力を考え、電力料金の圧縮に努力していきたいと考えています。
なお、画像はPPSEZにある独自の発電施設で、シンガポール資本と組んで運営しています。(次のウェブサイトをご参照下さい。http://www.colbenenergy.com

 




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昨日、韓国から家畜飼料加工用機械を生産する会社の社長がPPSEZ本社事務所を訪れ、1.2haの工業用地を99年間リース*する仮契約を結びました。
この会社は、国道4号線沿い(プノンペンとシハヌークヴィル港を結ぶ幹線道路)の家畜飼料を生産する工場に機械を納入したばかりで(写真)、カンボジア市場の今後の発展を有望視し、今度はカンボジアで機械を生産する計画とのことです。
PPSEZにとっては、今年初めての入居企業で、この世界経済危機、韓国通貨の下落の中で、誘致に成功したことは、非常に大きな意味があると思います。
昨年後半から、韓国企業向け営業スタッフとして、韓国人スタッフを採用したことが、実を結びました。
ただし、私たちとしては工場がきちんと稼動するようになるまで、投資申請手続きから始まる様々な準備をサポートしていくことが、大きな責任と考えています。
*外国企業は、カンボジアの憲法上、土地所有はできませんが、99年間リースでき、国からその権益を保証する証明書も取得できます。



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今日は、福岡貿易会主催の民間企業を中心とした視察団が20数名訪問されました。日本の地方都市からもカンボジアへの関心が高まっていることの表れと考え、非常に喜ばしいことです。
これほど、日本から視察団が連続して来られることは、2年前に私がカンボジアに赴任した時は、全くありえなかったことです。
今はひたすら種まきの時期ととらえ、数年後に大豊作の収穫時期を迎えるべく、色々とやるべきことを日本からのお客様との議論を通して、よりクリアにすることが出来たと思います。



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プロフィール
HN:
上松裕士 (h_uematsu@ppsez.com)
性別:
男性
自己紹介:
2006年8月からプロジェクトが始まりました。総面積360ha(東京ドーム約77個分)、第一期141haは、既にインフラ工事が完了し、順次入居企業が工場建設、操業を始めています。
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