忍者ブログ
[4]  [5]  [6]  [7]  [8]  [9]  [10
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。




DSC00724_b.jpgDSC00725_b.jpg







日本の革靴メーカー、タイガーウイング社の方の話しによると、「今週が一番忙しくて、残業残業の毎日。」と言われていたので、おとといの夜、工場を訪ねてみました。午後8時頃に着いたのですが、暗闇の中、こうこうと明かりをつけて工員さんが作業していました。
思い返せば、2年前は道路も電気もない田んぼだった所が、こうして夜明かりをつけてモノをつくっている風景に変わると、「産業の勃興」を肌で感じるものです。
PR



DSC00666_b.jpgDSC00711_b.jpgDSC00715_b.jpg










シンガポールからは、プラスチック容器工場(Cambox)が生産機械の設置を始めています。国内市場向けに汚水浄化槽や飲料水メーカー向けの容器をつくるそうです。機械装置型産業で、カンボジアではめずらしいのではないでしょうか。原材料はタイ製です。こうした原材料まで、カンボジアで調達出来るようにするためには、まだまだ国をあげての努力が必要です。



DSC00669_b.jpgDSC00694_b.jpg







マレーシアからは、国内市場向けに建設資材のワイヤーメッシュを加工する工場(Cambodia Success Industries)が、稼動を始めています。現在、カンボジアも世界的不況のあおりで、建設プロジェクトがスローダウンしていますが、地道に営業活動を重ねて、受注を伸ばしていこうと頑張っています。
このように、経済特区には輸出加工型の製造業だけではなく、国内市場向けの製造業も進出し始めています。



DSC00692_b.jpg6caaf59a.jpeg






お隣では、台湾系の縫製工場(Evergreen Industrial)が完成間近です。外から見るとまだ殺風景ですが、建物の中では、採用し始めた工員さんを、トレーニング中です。リーヴァイスなど海外ブランドのジーンズを中心に生産するとのことです。第一工場だけで、2,000名、第二工場までフル稼働するようになると、約5,000名の工員さんが働くようになります。



DSC00685_b.jpgDSC00686_b.jpg







それでは、ちょっと革靴工場の中をのぞいてみましょう。現在、春物の婦人靴を生産しています。工員さんは現在270名程度、この世界不況の中、意外にも注文が多く、一日に800足程つくっているそうです。中国人の熟練技術者を数名連れてきて、生産効率をどんどん上げてきました。
今後は、日本の高い品質基準と短い納期にどう上手く対応していくかが、課題とのことです。
ちなみにこの革靴メーカーさん、「タイガーウイング」というかっこいい会社名です。



カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
プロフィール
HN:
上松裕士 (h_uematsu@ppsez.com)
性別:
男性
自己紹介:
2006年8月からプロジェクトが始まりました。総面積360ha(東京ドーム約77個分)、第一期141haは、既にインフラ工事が完了し、順次入居企業が工場建設、操業を始めています。
バーコード
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
忍者アド
忍者ブログ [PR]